【10月30日発】 アステラス製薬は、どうやって研究者にAI活用、普及を促したか、「工夫」の一端を紹介

 

◆志鷹義嗣専務担当役員(研究担当)

 アステラス製薬が5年ほど前から積極的に進めていたAI(人工知能)を使った創薬(以下AI創薬)で成果が出始めた。AIとロボット技術をフル活用したSTING阻害薬(自己免疫系疾患治療薬)「ASP5502」が従来にないスピードで9月に第Ⅰ相(PⅠ)試験入りを果たした。ただ、ここに至るまで、いくつかの“工夫”を凝らしている。「単にAIを作って導入しただけでは研究者は使わない」(志鷹義嗣専務担当役員・研究担当)。「AIで化合物をデザインして、研究者に渡しても“こんなの僕はやりたくない”となる」(角山和久デジタルXリサーチX)――。要は、生身のヒトであって実経験を積んだ研究者とAIをいかに近づけ、作業を融合させるかが重要なのだ。その点、AI創薬に取り組む同業他社も同じだろう。では、アステラスは具体的にどんな工夫を凝らしたのかーー。

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