【10月22日発】中外製薬 患者の声を活かすイベント“3時間“ 

 

◆中外製薬の奥田修代表取締役社長CEO

 中外製薬が先週10月16日に開いた患者の声を聞いて事業活動に活かすイベント「PHARMONY(ファーモニー) DAY2024」に参加した。同社は患者との対話イベントを20年から5年連続で開いている。今回は社員の取り組み発表を加えるなど内容をさらに拡充。名称を新たにしての開催となった。イベントは予定時間内に収まらず、3時間近く続いた。奥田修代表取締役CEOが終始、席を離れず患者団体の代表、社員の発表を聞き、直接対話を交わす場面が印象的だった。各種団体主催の患者イベントには、これまで何度かお邪魔しているが、いずれも「一方通行的」な硬直感があった。しかし今回、中外が開いたイベントは、社長と患者、社長と社員が相互に情報交換する形式で、会場は私が過去の感じたことがない「融合感」に包まれていた。奥田社長は「他の会社、ステークホルダーも是非、真似をして欲しい」と話していた。しかし、どうだろう。3時間通しのイベントで、患者や社員と直接、向き合えるトップが今、日本に何人いるだろうか。

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