【9月30日発】石破新政権は製薬業界にどう影響するか?党幹部、閣僚の顔ぶれから予測する!

◆石破茂新総裁(公式HPより転載、事務局了解済み)

 石破茂新政権が明日10月1日に発足する。先週、5回目のチャレンジとなる自民党総裁選で高市早苗氏を決戦投票で破って当選。満を持しての船出となる。一方、最大野党、立憲民主党の新代表に野田佳彦氏が就任した。石破、野田両氏の外見はどことなく「昭和感」が漂い、私のようなロートルは親しみを覚えるが、世間一般には「強面」とネガティブに受け止める方も多い。しかし、ともに経験豊富な政策通。政治家としては“いぶし銀のプロ”だ。加えて、はぐらかしや、パフォーマンスが少ない。真正面から議論するタイプだ。今後、両氏が変節しなければ国会論戦は、“がっぷり四つの真剣勝負”になると期待している。同盟国、米国では11月の大統領選を前にハリス副大統領(民主党)とトランプ前大統領(共和党)が熾烈な論戦を繰り広げている。

 ということで日米ともに、時代の変革期を迎えたと言っていい。私を含む日本国民、勿論、医療、医薬品業界人も、もう単なる傍観者でいることは許されない。政治動向を注視し、井戸端(日常生活)で議論し、可能な手段で積極的に声を発する必要がある。そうすれば少なからず何かが変わる。日米とも政局はしばらく落ち着かないかもしれないが、“議論”と“交渉”の時代に戻りつつある。変革を望む国民にとってはある意味、チャンスだ。業界は、ロビー活動を先鋭化すべきだろう。

 明日発足する石破新政権は、すでに党役員、各省庁の閣僚人事を固めた。医療、医薬品の政策にどう影響するだろうかーーー。その顔ぶれから私見を述べる。【本文一部修正】

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