医薬品消費税の曖昧さ

  先日、民間病院の経営者から聞いた話です。医薬品価格交渉では消費税の取り扱いが未だに不鮮明で、個別ケースでバラバラだといいます。値引き率を決めた後、消費税を乗せて卸に代金を支払うのが一般的なんですが、「値引き率はもともと消費税を差し引いて設定したものだ」と主張し、交渉後の消費税上乗せに応じない医療機関もあると聞きました。例えば値引き率を8%と決めたとします。後から消費税5%を卸に支払うなら、医療機関に入る実質的な薬価差は3%です。しかし、初めから消費税を差し引いて設定した率だというなら、8%が丸々、薬価差になります。この辺りが曖昧なまま交渉して、後からもめるケースもあるようです。いやあー、しかし、価格交渉、流通の世界は、知らないこと、わからないことだらけ。奥が深い。流通改善はもちろんですが、まずは「透明化」していただきたい。

で、写真はグランドプリンス赤坂のクリスマスネオン。記者会見場に向かう途中で撮影しました。宿泊客からはどう見えるのでしょうか?部屋の明りが全部グリーンだったりして(笑)

 

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