【6月12日発】白血病は幹細胞移植で“治療完了””じゃない! MeijiSeikaファルマの慢性GVHD新薬「レズロック」

 

◆MeijiSeikaファルマの小林大吉郎代表取締役社長

 白血病って造血幹細胞移植したら治療完了じゃないのーー?。有名俳優やスポーツ選手の完治例が大手メディアで紹介され、そんな風に考えていたが、MeijiSeikaファルマが先週6月6日に開いたプレスセミナーで誤りに気付いた。幹細胞移植後の合併症、移植片対宿主病(GVHD)の発生率が高く、しかも症状の重さで苦しんでいる方々がいる。GVHDはすさまじい皮疹、肝機能障害などを引き起こす。ステロイドで抑えるのが基本だが、半数以上の方は抑えきれない。同セミナーに登壇した20代の若き移植経験者はあまりの厳しさに希望を失い「幹細胞移植したことを後悔する時期もあった」と赤裸々に語った。幹細胞移植したら治療完了じゃないんだーと認識を改めた。MeijiSeikaファルマ(以下、Meiji)は、ステロイドで効果不十分な慢性GVHD患者に投与する専用の新薬レズロック(選択的ROCK2阻害薬、ベルモスジルメシル酸塩)を5月22日に新発売した。

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