【5月31日発】MSD製薬のパイオニア精神、トップ製品キイトルーダ、シルガード9で切り拓く新世界

 

◆MSD製薬のカイル・タトル代表取締役社長

 MSD製薬は抗がん剤PD-1抗体と子宮頸がん(HPV)ワクチンで主流となる製品を提供しているだけに、制度政策面でパイオニア(開拓者)の役割を担う場面が多い。PD-1抗体キイトルーダは、かつて(2021年5月)薬価制度の市場拡大再算定で、複数ある適応症のうち一部しか重複していないにもかかわらず、引き下げ対象の同業他社品と「類似している」と見なされ、いわゆる「共連れ」の引き下げを受けた。しかもそれ以前にも再算定受けており、3回目だった。同社は、この時、いち早く「制度の不合理」「見直し」を訴えた。HPVワクチンは、21年2月から現存するワクチンで最も多い9価(血清型の種類数)に対応するシルガード9を発売し、HPVの制圧とワクチン接種率向上に向けた取り組みで先頭を走っている。

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