【1月31日発】メーカーが卸を絞り込む「1社流通」は何が問題なのか?かつての“系列卸”を彷彿させる現象。。。

 

医療用医薬品の流通改善懇談会(12月21日撮影)

 メーカーが自社の医薬品を1つの卸に限定して出荷する、いわゆる「1社流通」がここ数年ジワジワと広がっている。医療機関、薬局関係者から「医薬品が入手しにくくなるのではないか心配」「価格交渉がしにくくなった」などとの声が上がり、昨年、厚労省の「医療用医薬品の流通改善に関する懇談会」(以下、流改懇)で議論のテーマになった。結果、「1社流通」を実施するメーカーに対して「卸と協力して医療機関、薬局に丁寧に説明し、しっかり安定供給すべき」という趣旨の文言が、3月までに施行予定の改訂流通改善ガイドライン(以下、改訂GL)に盛り込まれることになった。しかしながら、この1文にどれだけの効力があるだろうかーー。今後、「1社流通」の対象品が広がっていけば、医療用医薬品の価格交渉、値決めの構造を大きく変える可能性がある。現状と今後についてレポートする。

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