【9月12日発】抗菌薬原料の国内製造を急げ!「安全保障」で“産官学スクラム”!安定供給問題の「本質」を抉る(中)

 

◆抗菌薬原料の発酵設備(イメージ)

 先ごろ診療所で胃腸薬を処方してもらい薬局に行ったところ、十日分ほど足りず入荷次第、再度、受け取りに行くことになった。今、国内で生じている「医薬品の安定供給問題」を身を待って体験した。私の場合、一刻を争うような症状ではないが、再度、不足分をもらいに足を運ぶのは確かに時間も要し、面倒で負担感があった。もし手術前後に使用する抗菌薬や、慢性疾患を抱える患者さんが継続して服用する薬だったら不便どころか、健康上の問題が生じるリスクがある。だからこそ医薬品の供給が滞るのは「問題」なのだ。いまのところ医薬品の供給不足で、大きな健康被害が生じた実例は出ていないようだが(もしかしたら私が知らないだけかも知らないが)、出てからでは遅い。厚労省、業界が対策を急ぐのは、そういう考えからだ。

 さて前回の続きである。

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