【9月8日発】厚生省が「非公開」を多発する理由 安定供給問題の「本質」を抉る(上)

◆後発品・産業構造改革検討会の初会合

 

 厚労省が今夏に新設した医療用医薬品の安定供給関連の2つの会議体は「非公開」だった。ひとつは「後発医薬品の安定供給等の実現に向けた産業構造のあり方に関する検討会」(初会合7月31日)。もうひとつは医療用医薬品の安定確保策に関する関係者会議 供給情報ワーキンググループ(同9月7日)だ。情報提供を生業とする一報道者として「非公開」には強い不満、憤りを抱く。しかし、医薬品安定供給問題の「本質」と、この問題に対するメディアの「リテラシー水準」を鑑みると、いったん矛を収めざるを得ない。

そもそも「医薬品の安定供給問題」とは何か?

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