【8月4日発】住友ファーマ 苦境の中に「輝く原石」、注目のパーキンソン、がん治療薬

◆野村博代表取締役社長

住友ファーマが脱・ラツーダに向け奮闘を続けています。過去約10年間、同社の収益はラツーダの米国売上高に支えられてきました。しかし、そのラツーダも23年2月、米で特許が切れ、今後、売り上げが急速に低下していく。当然ながら、同社は、もう何年も前から、ラツーダ・クリフ(特許切れ後に訪れる急速な収益低下の谷)を意識し、それを乗り越えるための対策を練ってきました。とくに、野村博社長がトップに就任した18年4月以降は、いくつもの新手を打ち、国内外で組織構造改革も進めています。とはいえ、ラツーダの過去の“収益貢献度”はあまりに大きい。そう簡単にクリフを乗り越えることはできません。それでも挑戦に次ぐ、挑戦。新手に次ぐ新手を打ち続ける。。。。「成功の実現」は、ある種、確率論でもありますから、挑戦と新手を恐れて何もしなければ、そこで終わり。一方で、当然、すべての試みがうまくいくわけではなく、つまずきも出てくる。

奮闘、真っ最中の住友ファーマは8月2日、社長会見・記者懇談会を開催。幹部の皆様のお話を伺う機会を得ました。脱ラツーダの道筋はまだ明確化できていませんが、キラリと光る医薬品候補シーズをいくつも持っていることに気づきました。

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