アベノミクスの「逆噴射」、主要閣僚の収賄疑惑で、「消費税再増税の延期」も!!!
Posted on 1月 25th, 2016 by IDAKA
みなさんお元気ですか?16年度の薬価制度改革の全容が固まりました。業界の要望はほぼ通っていますが、巨額品の薬価引き下げ、同一作用機序で4番手以降の新薬に対する評価軽減など、引き締めも強まっています。なんとか最悪の事態は免れた。そんな感じでしょうか?
で、今年の課題は、やはり消費税改定でしょう。17年4月に消費税を8%から10%に上げる際に、薬価にどう上乗せするか?現行ルール通りなら、実勢価格を調査(薬価調査)して、そのうえに増税分2%を載せることになります。しかし、ここで薬価調査を実施してしまうと、「あ、できるじゃないですか。できるなら2年に一度と言わず、毎年調査して、毎年薬価改定しましょう!」と財務省が突っ込んでくる可能性があるので、業界は警戒しています。「薬価調査をやらないで、現行の薬価に2%分乗っけて欲しい」というのが本音のようです。が、どうなることやら。。
今年7月の参院選を前に安倍政権に綻びも見られます。「異次元緩和」と言われる金融緩和策で、一時的に上がった株価がいま、揺り戻しで大きく暴落しています。TPP交渉でタフネゴシエーターぶりを発揮し、安倍政権の中枢を担ってきた甘利明TPP担当大臣に収賄疑惑が浮上しています。世論の矛先を避けるために、「17年度の消費税増税は再延期します!」なんて流れにならないとも限りません。それじゃあ社会保障としては困るんですが、目先の診療報酬、薬価という側面だけでいうと、難問に向き合わずに済んで平和なんですがね。
で、写真は虎の門のスタバ。取材前のコーヒータイム。正月気分もすっかり抜けて本格稼働です!!
それでは、みなさん!素敵な一週間をお過ごしください!