塩崎厚労相が後押しした年金積立金の大量投入で株価が上昇し、自らも武田株で“含み益”約600万円獲得との推計

IMG_0396  ちょっと前の週刊新潮(3月26日号=特集「安倍内閣」大臣たちの持ち株リスト)で、塩崎恭久厚労大臣が、様々な業種の大手企業の株式をバランスよく保有していることを取り上げ、「相場巧者」と揶揄していました。

安倍政権は14年秋、我々国民の年金積立金137兆円の運用を担うGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が株式に投資できる資産割合を12%から25%に引き上げること認めました。前々から話が出ていましたが、塩崎氏が厚労相になって一気に具現化しました。巨大資産を保有する公的な団体とも言えるGPIFが、日本企業の株式を買い支えするのですから、投資家は安心して日本企業の株を買うようになり、株価は上昇します。     

 塩崎氏が保有する株式23銘柄を元に、新潮が推計したところ、GPIFの投資割合が上がったことで、同氏は総額1285万9594円の“含み益”を上げたといいます。その「稼ぎ頭」が武田薬品(3630株保有)で、“含み益”は574万2660円だとも指摘しております。 話を単純化すると、塩崎氏はGPIFが大量の資産を株式市場に投入することを認めることによって、大企業を支え、自らもザクザク資産を増やしたということです。閣僚の株式投資は禁止されていませんから、別に悪いことではないんですが、なんだかなあ〜って感じ。個人的には、もう少し中小企業にも関心を持って欲しいです。製薬企業だって、がんばっているのは、武田だけじゃないですから。       

 で、写真は東京丸の内で。この方、すごいカメラ目線。写真慣れされている(^_^;)。おそらく今週末はサクラ満開!皆様、素敵な一週間をお過ごしください。

 

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