【4月5日発】 米国研究製薬工業会の記者会見で「ハッ」と考えさせられた ポジティブなルール変更を活かすも殺すも各社次第

 

◆PhRMA 在日執行委員会のシモーネ・トムセン委員長

 米国研究製薬工業会(PhRMA)が先日3日に開いた定例会見で「ん?」と思うことがあった。シモーネ・トムセン在日執行委員会委員長のプレゼンテーションは

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【4月4日発】大塚製薬 精神神経系で医薬以外の製品・サービス開拓も着々と進行 新プログラム「感情認知トレーニングVR」提供開始

◆FACEDUOセミナー風景(左から根本隆洋東邦大教授、蟹江絢子ジョディーグッド上級医療統括顧問、芳賀大輔京大非常勤講師)

 大塚製薬は精神・神経系領域で医療用医薬品以外の製品、サービス開拓も着々と進めている。その一環で、医療分野のVR(仮想現実)技術に強いジョリーグッドと共同で、社会生活に必要なスキルを磨くVRトレーニングサービス「FACEDUO(フェイスデュオ)」を開発し、事業化している。4月2日にセミナーを開き、このサービスに載せる新プログラム「感情認知トレーニングVR」を披露した。※この原稿は業界OB「ShinOM」さんに書いていただきました。

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【4月3日発】中間年改定“廃止”に導く「3つの条件」 クリアすれば官邸、財務も動く ※3日17時30分に文言訂正

◆「中間年改定の廃止を求める緊急集会」で熱弁を振るう日本製薬団体連合会の宮島俊彦理事長

 24年度に入った。製薬業界にとっては25年度の薬価中間年改定の行方が大きな関心事になっている。業界団体、政治連盟、そして業界の主張に理解を示す国会議員らは「廃止」に向けた動きを先鋭化させている。しかし、官邸や、財務省は実施する方針を崩していない。「廃止」は可能だろうか?12月末の予算編成までが勝負だが、実現に導くには大きく3つの条件がある。
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【4月1日発】塩野義・手代木社長「創薬の命はメディカルとサイエンス」 薬学生にコミットメントを呼びかけ 日本薬学会年会

 

◆塩野義製薬の手代木功代表取締役社長

 日本薬学会が3月28~31日、横浜パシフィコで開いた第144回年会では、製薬業界からこれから社会に出る薬学生に向けてメッセージを送る講演、シンポジウムが複数あった。主催者間で「製薬企業に対する薬学生の関心を高める必要がある」との共通認識が醸成され、こうしたプログラムが組まれた。

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【3月30日発】小林製薬 旧大阪工場で過去にも「異物混入」 廃業した「小林化工」を彷彿させるヒヤリハット 

 

◆小林製薬の小林章浩社長

 小林製薬は29日、同社が製造・販売した「麹紅(べにこうじ)」入りサプリメント(機能性表示食品)で死亡を含む重篤な健康被害が続出している問題について大阪市内で記者会見した。会見はおよそ4時間半に及び、質問した記者も数十人はいたと思う。しかし、的外れな質問や、ヒステリックに登壇者を追い詰めようとするだけの質問も多かった。

 被害を巻き起こした原因物質が何なのか?勿論それも大事だが、そこは厚労省含め専門家に分析を委ねていると言っているのだから苛立ちはわかるが押してもしょうがない。記者会見時点で企業に問うべきは、なぜ原因物質が混入したのか?どういう製造販売体制を取っていたのか?それに尽きる。その点を突いたのは質問した数10人うち、3、4人しかいなかった。

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【3月28日発】国内企業同士の合併は「幻想」なのか かつての「合併ラッシュ」から考える

 日本の製薬企業は、海外のグローバル企業との競争に勝つには規模が小さすぎるーー。 たびたび言われることだ。武見敬三現厚労相も大臣就任前そう主張していた。鴨下一郎内閣官房参与も昨秋、インタビューで同様のことを話されていた。要するに業界に再編統合を呼び掛けているのだ。2000年代初頭、一度、日本の製薬企業同士の合併が続出した。振り返れば取材者としてものすごくエキサイティングな時代だった。森岡茂夫元山之内製薬(現アステラス製薬)会長(18年に96歳で逝去)は、

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【3月27日発】第一三共「国内企業同士の合併成功例」 旧三共と旧第一の技術融合ADC「エンハーツ」で絶好調

 

◆第一三共の真鍋淳代表取締役会長兼CEO

 第一三共が名実ともに「日本発グローバル企業」に変貌を遂げようとしている。好調な業績をけん引するのはがん治療に使う自社開発の抗体医薬複合体(ADC)エンハーツ(トラスツズマブ デルクステカン)。日米欧で堅調に伸び3000億円超の大型製品に育っている。同社が2016年に「がんに強みを持つ先進的グローバル創薬企業になる」という目標を掲げた時、エンハーツはまだ開発初期段階で、他の抗がん剤も数が揃ってなかった。正直、「えっ?いまから競合ひしめく“がん”ですか?大丈夫なのか?」と思った。しかし、いまや誰もが認める「がんに強みを持つ企業」になった。

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【3月22日発】第一三共 抗がん剤で「世界トップ10入り」目指す ADC軸に“単独路線”も視野

◆第一三共のケン・ケラー(Ken Keller)氏(オンコロジービジネスユニット長)

 第一三共は22日、快進撃を続ける抗体薬物複合体(ADC)エンハーツ(トラスツズマブ デルクステカン)に関する事業説明会を開催。2030年までにオンコロジービジネス領域で世界トップ10入り目指す方針を示した。※この原稿は尊敬する業界OB「ShinOM」さんに書いていただきました!“精度”、“深み”、“切れ”が違います。他媒体では読めない!是非

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【3月19日発】Meijiがコスタイベで「コミナティと同等以上」の新データ公表、抗原を入れ替えるだけで変異株対応可能

 

◆MeijiSeikaファルマの小林大吉郎代表取締役社長

 MeijiSeikaファルマは19日、23年11月28日に薬機法上の承認を得たmRNAワクチン「コスタイベ」で、新たに実施した国内第3相臨床試験で、先行するファイザーのmRNAワクチン「コミナティ」と同等以上の有効性(免疫原性)、安全性が確認できたと発表した。小林大吉郎代表取締役社長は記者会見で「これをもってコスタイベのプラットフォーム(会員ページで解説)が確立できた」と述べ、今後速やかに新たな変異株に対応するワクチン開発を進め24年度の秋冬接種に備える方針を示した。

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【3月18日発】薄れゆく「市場実勢価主義」。もう「原則」ではないのか?

 

◆厚労省・医療用医薬品の流通改善懇談会

このサイトで何度も触れているが24年度の薬価制度改革は製薬業界の要望が数多く取り入れられた近年稀に見る内容になった。それはそれで業界にとって喜ばしいことだが、一方で薬価改定ルールの根幹を貫く「市場実勢価主義」の原則がどんどん崩れていっているように見える。これは業界にとって、ひいては国民にとっていいことなのかどうか。判断が付きかね、長年、業界取材に身を置く筆者としては戸惑いを覚える。

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