終末期医療は、どこまでが適切か?どうあるべきか?丁寧な議論が「待ったなし」の状況

IMG_0736[1] みなさん!お元気ですかあ〜?

さて18年度もスタートして2週間目に突入。医薬品政策で今年度、最大の目玉は、何といっても費用対効果!薬の効果と値段が、本当に見合っているのか?それを議論するのです。本格的な議論はまだですが、早くも場外では前哨戦が始まっています。小野薬品の非小細胞肺がん治療薬(PD-1)抗体、オプジーボが叩かれまくっています。今年2月。本来の所管ではないのに、厚労省の医薬品等安全対策部会で「薬価を下げるべき」という意見が出ました。「すべての患者に使ったら薬剤費は年間1兆7500億円増える」(国頭英夫委員、日赤医療センター化学療法科学部長)と、財政影響を危惧してのことです。先週6日の記者会見で、日本医師会の中川俊男副会長も国頭氏の意見に賛成し、「医療経済学的なことを考えながら医療をする時代に入った。丁寧な議論をしたい」と発言、同日開かれた社会保障審議会医療部会でも「医療財源がもたない。終末期医療の整理が必要」との意見が出ています。

ズバリ言ってしまえば、喫緊の課題は、個々の医薬品の価格というより先に、終末期医療の費用対効果分析でしょう。政治家、行政官は及び腰でしたが、人口構造から言って、もう先延ばしは許されない。待ったなしの状況です。確かに、敬遠したい議論ですが、そこに踏み込まないと、医療財政はパンク。崩壊します。

写真は近くのスーパーの陳列棚。春の彩がきれいです!それでは皆様、素敵な一週間をお過ごしください。

 

 

 

 

 

「かかりつけ医」「かかりつけ薬剤師」の行き着く先が、患者の選択を奪う英国のGP制度なら真っ平御免だ!!

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みなさん!お元気ですか?もうすぐ花見シーズン!!!楽しみですね。

さて、すでに何度も触れましたが、今度の調剤報酬改定。言うまでもなく「かかりつけ薬剤師」の評価の新設が大きなポイントですね。しかし、ご承知の通り、医科の診療報酬では「かかりつけ医」の評価点数が前回14年度改定時に、すでに先行して組み込まれています。これまでの「かかりつけ医」評価点数は「高血圧、脂質異常症、糖尿病、認知症のうち、2疾患以上」の患者さんが対象(地域包括診療料、同加算)でしたが、16年度改定では「認知症+1疾患以上」の患者を対象とする新しい点数(認知症地域包括診療料、同加算)ができました。昨年5月の調査で「かかりつけ医」の点数を取得している診療所は3500件程度でしたから、全診療所件数約10万件とすると、4%に満たない。あまり定着していないんです。「認知症+1疾患以上」の点数新設で、どこまで普及するか注目されます。ある意味、「かかりつけ薬剤師」の普及、定着とどっちが早いか、競争するような格好になります。IMG_0740  

 しかし、この「かかりつけ医」「かかりつけ薬剤師」。普及、定着した先に、何が待っているか。私は一抹の不安を抱いてしまいます。というのは、財務省、厚労省は、おそらく、イギリスのGP(General・Practitioner)制度を念頭に置いているだろうからです。日本は基本的に保険証一枚で、いつでもどこでも、自分が選んだ医療機関にかかることができます。しかし、英国はあらかじめ登録しておいた「かかりつけ医」にしかかかることができません。だから、何日も待たされたり、救急、緊急時などで小回りが利ず、決して使い勝手がいい制度ではないと聞きます。日本も、国民1人にそれぞれ1人「かかりつけ医」「かかりつけ薬剤師」を持つように政策が進んでいます。それ自体、決して悪くないと思いますが、医師、薬剤師、医療機関を国民が自由に選べない、通えないような流れがあったら、その時は強く「NO!」というつもりです。今年4月から、紹介状なしで、大病院にかかるときは、問答無用に支払額は5000円プラスになります。地域の「かかりつけ医」「かかりつけ薬剤師」の役割が、どんどん大きくなっていきます。それでも、どの医師、薬剤師を選ぶか。どこの医療機関に通うか。そこまで国に決められたくないです。

 写真は七里ヶ浜にて。静かな海に向かい合うと、気持ちがなごみます。そして、下は先週、発売になった鳥海和輝氏著の「医療政策のしくみ vol3」滑り出し絶好調みたいです!私が解説している第4章もよろしくお願いします!それではみなさん、素敵な一週間をお過ごしください!

 

 

「かかりつけ薬剤師」は、粗製乱造じゃ意味がない!!じっくり時間をかけて患者と信頼関係構築を!

IMG_0592 みなさん!お元気ですかあ〜!!お久しぶりです。先週は携帯電話がつながらない所に出張しておりましたあ〜。戻ったら仕事で、沢山の留守電が。。。折り返しもできず、大変、失礼いたしました!!!

さて4月から、診療報酬・調剤報酬、薬価制度が変わります。中でも調剤報酬は「かかりつけ薬剤師」の評価点数ができ、医薬分業が新たなフェーズに入ります。2025年の地域包括ケア完成に向け、薬局がどこまで存在意義を発揮するか。大変、重要な時期に差し掛かりました。前にも述べましたが、焦らず、じっくり患者と信頼関係を構築し、真の「かかりつけ薬剤師」になって欲しいというのが、私の考えです。

前回14年の改定時に、診療報酬IMG_0591でも「かかりつけ医」の評価点数ができましたが、あんまり定着していませんね。「かかりつけ薬剤師」も同じで、早々、簡単に普及するものではないでしょう。粗製乱造で、上っ面だけの「かかりつけ」が沢山いても、意味がありません。次回調剤してもらう機会から、私自身も、じっくり向き合って自分の「かかりつけ薬剤師」を見つけたいと思います。詳しい私の見解は、医薬経済16年3月15日号「薬剤師『叩き』は、もう限界」に書きましたので、是非、お読みください。

 さて、お知らせです!昨年6月の薬新セミナーに登場いただいたグローバルヘルスコンサルティングの鳥海和輝氏の著作が発刊されました!!

「マンガ 誰でもわかる医療政策のしくみ vol3」(株式会社SCICUS、定価1800円税別)

 16年度の診療報酬、調剤報酬改定の内容が、マンガで面白く読めます。実は今回、私、井高も第4章の調剤報酬改定の解説で出てきまーす!!(右上写真)。本日3月22日火曜日、発売。書店で見かけたら、是非、手に取ってみてくださいね!!

     それではみなさま、素敵な一週間をお過ごしください!!

 

 

【お知らせ】

 

 3月14日(月)の更新はお休みいたします。次回は22日に更新します!!寒暖が激しい今日この頃、お体を大切に。。素敵な日々をお過ごしください。

 

 

 

 

国内トップ、武田薬品の特許切れ医薬品割合が50%に突入!細胞、遺伝子、再生医療で負けるな!日本企業!

IMG_0203今日(3月7日付)のRISFAXによると、国内トップ製薬企業、武田薬品の売り上げに占める特許切れ医薬品(長期収載品)の割合が50%となったといいます。4月以降に設立するイスラエルのテバとの合弁会社に引き渡すことになっていますから、将来、この割合は下がりましょうが、厳しいですね。他社は長期収載品から特許品に軸足を移して、ほとんどが40%台以下に収めているのに、遅れているわけです。長年、同社の屋台骨を支えてきた高血圧治療薬ブロプレスの特許が切れる直前に同系統(ARB)のアジルバを出したり、市場競争で劣勢にあった糖尿病治療薬ネシーナ(1日1回投与)と同系統(DPP4阻害薬)のザファテック(週1回投与)を出したりして、営業力で凌いでいますが、画期的新薬、いわゆるピカ新が出ない。

ピカ新が出ないのは、どこも同じです。低分子医薬品1製品で何千億円も売り上げを叩き出していた数年前がウソのようです。成功体験に酔って、営業力で勝負しているうちに、時代はあっという間にバイオ医薬品の時代に突入、日本の製薬企業は取り残されてしまったのです。次世代の医療技術トレンドは、細胞治療、遺伝子治療、再生医療と言われます。必ずしも医薬品という形にこだわるものではありませんが、なんとか製品化に結び付くように、日本企業にがんばって欲しいです!!

写真は先日、立ち寄ったカフェにて。徐々に日が長くなり、時々、春めいた風が吹く今日この頃。みなさま。お体に気を付けて。素敵な一週間をお過ごしください。

 

ギリアドにおっ被せてる場合じゃない!4月からの費用対効果論議はオール製薬業界で臨むべき!

IMG_0242みなさん、お元気ですか?さて2016年4月の診療、調剤報酬改定、薬価制度改革。実施まであと1か月となりました!しかし、今回の改定は、まさにギリアド・サイエンシズ社、サマ、サマとも言える決着です。

急激に売り上げを伸ばしているというだけの理由で薬価収載後1年も達っていない同社のC型肝炎治療薬「ソバルディ」「ハーボニー」の薬価をバッサリ切り下げたのです。こんな措置はルールブックにはない。企業からすれば、まさに辻斬りです。一応、大急ぎで即席のルールを作り、それらしき体裁は整えましたが、かなり強引な展開でした。この即席ルールのおかげで、中外製薬の抗がん剤アバスチン、サノフィの抗血小板剤プラビックスもトバッチリで、薬価を下げられました。

16年度の予算編成過程で、厚労省は社会保障費の自然増を6500億円と推計していましたが、財務省は「5000億円しか認めない。1500億円どっかで削減しろ!」と迫っていました。医師会、薬剤師会、製薬業界は「また痛い目に遭わされる」と、ビクビクしていたんですが、ギリアドに、かなりしわ寄せがいったのでダメージは、それほど受けませんでした。ほっと胸をなでおろしていることでしょう。 確かに「ソバルディ」「ハーボニー」の薬価は高いし、急激に売れています。しかし、両剤を使えば、ほぼ100%患者は治癒する。将来、C型肝炎がなくなる可能性もあるのです。そうなれば医療費は減ります。

一方、医療保険財政は、ますます窮迫しているのも周知の事実です。そんな時に、一時的にせよ急激に支出が増えるのは好ましい状況ではない。「ソバルディ」「ハーボニー」を狙い撃ちにした今回の「巨額品叩き」は、「イノベーション」と「国民皆保険制度の維持」のバランスを取るというのが、大義名分です。しかし、この「バランス」という言葉が曲者です。見る人によって、都合よく解釈されてしまいますから。。

その薬は、どれだけ価格に見合った成果を発揮しているか。この4月から、まさに費用対効果の議論が始まります。ギリアドだけの問題にしないで、オール製薬業界で、議論に参画すべきでしょう。    

     写真はご近所さまの庭に咲いていた梅の花。満開でした!!次は桜様のお出ましです。それでは、皆様、素敵な一週間をお過ごしください。

 

製薬企業担当のPR会社ってどうよ?どこまで請け負うのか?業務の線引きが非常にわかりづらい。

IMG_0195みなさん!今日は!お元気ですか?寒かったり、暖かかったり。調整が難しいですね。

で、最近、製薬企業の取材で「なんだかなあ~」と感じることがあります。PR会社の介入が増えて、もう10年以上たちますが、取材する立場からすると、企業の役割と、代理店の役割がよくわかんないケースが多いんですわ。リリースにPR社名と担当者名が書いてあるので、まずはそこに電話するじゃないですか?すると、「その件は我々では対応しかねますので、企業に伝えます」というわけです。で、かくかく云々と、話す。しかし、担当者が、なかなか要領を得ない。時間をかけて、かみ砕いて、ようやく電話を切る。で、首を長くして回答を待つ。が、何日たっても、回答はこない。痺れを切らした頃に、一通のメール。そこには「企業の担当者に説明しましたが、答えられないとのことです」とあります。理由も何も書いていない。で、企業広報に直接、連絡する。すると、「ああ、なんだそういうことですか」と、一転、受けてもらえる場合も多い。じっくり説明したのに、正確に伝わっていなかったのです。結局、初めから広報に直接、連絡すればよかっただけのこと。一体、PR会社って何?そんな風に思う今日この頃です。

で、写真は神田で撮影。なんともレトロで、重圧感のある建物。丸石ビルディング。国の登録有形文化財だそうです。普段は忙しくて素通りしていますが、よくよく見ると都内にも素晴らしい建物が沢山ありますね。それではみなさん、素敵な一週間をお過ごしください。

 

 

 

「50歳」になった後発医薬品業界、日本ジェネリック製薬協会に「患者を見据えた」活動を期待

IMG_0221   後発医薬品専業の団体、日本ジェネリック製薬協会(ジェネ協)が設立50周年を迎えました。かつては特許が切れると、複数の企業が薬価収載し、思いっきり安い値段で売りまくる。そして、その後、収益が得られなくなると、臨床現場でニーズがあろうがあるまいが、関係なく、とっとと製造をやめる。新薬メーカーは、次から次にゾロゾロと出て来るから、ゾロゾロ医薬品(略称ゾロ)と言って、後発品ビジネスを蔑んでいました。しかし、昨今はそんなことはありません。後発品企業も、一度、販売を始めた製品に責任を持ち、安定供給を続けていますし、製剤に工夫を凝らし、時として先発品を超える付加価値を持つ製品が出てきます。沢井製薬が俳優、高橋英樹氏、東和薬品が黒柳徹子氏を起用してCM飛ばし、その効果もあって、ジェネリックという名称もすっかり普及定着しました。

ジェネ協のHPで沿革を見ると、なんと1965年12月の発足当時は、チアミンジスルフィド製剤(TDS、解熱鎮痛剤などに含有するビタミンB1製剤)を作っていた15社のみだったそうです。68年4月に、後発品を製造販売する中小企業の枠を広げて、医薬工業協議会に発展。そして08年4月、現在のジェネ協に名称変更したのです。いやあ~覚醒の感がありますね!厚労省の使用促進策もあって、今や後発品市場は急激に伸びています。しかし、いつかは、それもプラトーを迎える。今後50年、ジェネ協は臨床現場にどんな恩恵をもたらすか。明るい未来を切り開いてほしいです。

で、写真は休日の公園で。一気に春がやってきたように暖かい午後、ふと空を見ると、鳥さんの巣がありました(見えますか?)。何鳥でしょうか?ここにも暮らしがあるんだなあ~とほっこりした気分になりました。それではみなさん。春までもう少しです。素敵な一週間をお過ごしください。

 

「かかりつけ薬剤師」の選択権は国民、患者にある!!薬局、薬剤師だけに努力を求めても「空回り」するだけ!

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みなさんこんちには!お元気ですか?16年4月から始まる診療・調剤報酬個別項目の点数が10日に決定する見通しとなりました。

で、今回は調剤報酬(医療保険から薬局に支払う額)について一言。16年4月からの目玉は何と言っても「かかりつけ薬剤師指導料」が新設されたことでしょう。要は、個別患者ごとに「かかりつけ薬剤師」を決めて、服薬指導、重複投薬、副作用チェックなどの効果を高めるのが狙いです。しっかし、これ滅茶苦茶、ハードルが高い。まず患者の同意書を作成し、その患者がかかっている医療機関に「かかりつけ薬剤師」であることを知らせる。さらに、医療用医薬品だけでなく、その患者が使っている一般用薬、健康食品「等」について「全て」把握し、24時間相談に応じる体制を取る。開局時間外の連絡先を伝える―などなど。えーっ!?本気で言っているの?って感じです。医師でさえ、医療サービスで、そこまでやってませんよ。もちろん、できたらすごいですけど。これってどれだけ現実性があるのでしょうか?

こういう点数が設定されると、大方の学者、評論家、業界ジャーナリストは「点数ができたんだから、やれ取れ!それ取れ!」と大騒ぎした揚句、勝手にイライラして「取らなきゃ薬剤師じゃねえ!」って暴論を振りかざすのが常です。役所の尻馬に乗って遠くから上から目線で、当事者を叩くのは楽だし、安全ですからね。図らずもステロタイプにはまっているのです。しかし、「かかりつけ薬剤師」。自然に考えてこれは薬局、薬剤師の努力だけで、普及するものではないでしょう。だって選定権は患者、国民側にあるんですよ。まず、「かかりつけ薬剤師」ってなんなのか?一般に伝わっていないので、大々的な広報が必要です。さらに、患者、国民に行動変容を求める必要がある。というのは、「かかりつけ薬剤師」と向きあって対話するには、それ相応の時間がいるから、これまでのように「調剤で待ちたくない。早ければいい。早くしろよ」って患者には厭われるのです。

「かかりつけ薬剤師」。本当に育てるなら、薬局、薬剤師だけじゃダメ。国民、患者、そして医師をはじめとする他の医療、介護職の理解、協力が不可欠です。厚労省は「25年」までに普及、定着を目指してるので、あと10年あります。今後、「かかりつけ薬剤師・薬局の運営ガイドライン(仮称)」の策定作業が始まります。どんな姿が理想なのか。議論が広がっていくといいと思います。

で、写真は休日に立ち寄ったカフェで撮影。カップに注がれたコーヒーに綺麗な模様が!!午後の日差しが優しく窓から入ってきます。静かな時間。癒されましたあ!(笑)それでは皆様、素敵な一週間をお過ごしください。

 

 

「湿布薬」「うがい薬」「ビタミン剤」の処方制限で済むはずがない!市販品類似薬の保険外し論議

 

IMG_0161 みなさんお元気ですか?

薬剤費抑制策で、毎回論議を呼ぶ、市販品類似薬の保険外し。16年4月から湿布薬の処方枚数を制限することで決着しました。思いのほか傷は浅く、他に波及しなかった点で、業界は胸をなでおろしていますが、5年、10年先は、どうなるかわかりません。

医療用医薬品は処方すると医療保険財源からお金が出ます。しかし、湿布薬や、漢方薬、目薬は医療用とほとんど同じ成分が一般用として薬局でも売られているんです。一般用は、いちいちお医者さんに、処方せんを出してもらわなくても、好きな時に好きなだけ買えます。ただし医療保険は適用されず、全額自己負担で。。。財務省は医療保険財源を絞りたい立場ですから「一般用があるんだから、別に医療保険で見る必要はないんじゃないの」と、かねがね主張しています。医療界、製薬業界の反対が強く、完全な除外には至っていませんが、12年度には、単なる栄養補給目的のビタミン剤、14年度には、単なる健康維持目的のうがい薬の処方が認められなくなりました。そして今回は、湿布薬。1回の処方で70枚以上出す時は、処方せんや、保険請求書に理由を書かなければならなくなります。医師は、これまでのように簡単に湿布薬を出せなくなるわけです。

でも、逆に言えば理由さえ書けば今迄通り70枚以上、出せるともいえるのです。これまでのビタミン剤、うがい薬にしたって、条件が付いたからと言って、処方が減ったという話はとんと聞きません。財務省はそれを百も承知でしょう。おそらく今後、第二弾、第三弾の手を打ってくる。外堀を少しずつ埋めているのです。

で、写真は大詰めの中央社会保険医療協議会。傍聴席は満席です。16年度の診療報酬、薬価改定論議も残すところ後、数回になりました!!それではみなさん。寒い日が続きますが、健康に気を付けて。素敵な一週間をお過ごしください。

 
 
 
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