【5月10日発】第二の「4大臣合意」を招く予感!財源への配慮無しに日本の医薬品産業は成り立たない。保険給付が前提なら。。。。

みなさんお元気ですか?さて前回も触れましたが、厚労省の医薬品流通、薬価に関する有識者検討会の議論も、もうすぐ終了します。次回5月23日までに厚労省がどこまで踏み込んだ

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【お知らせ】IQVIA主催「新薬開発と保険財政」のオンデマンドセミナー、申し込み受付中です。(この案内記事は無料です)

製薬企業の飽くなき新薬開発チャレンジーーー。目的は当然、収益アップですが、行き着く先は、人々の健康と幸せの向上でなければならない。日本には国民皆保険制があって、医薬品は全部保険で認められる(現物給付)。だから、一定程度、国の財政の制約を受けざるを得ない。制約が緩すぎれば、製薬企業は潤うが、財政がもたない。といって制約が強すぎれば、製薬ビジネスは活気を無くし、産業は衰退する。

目まぐるしく変化する時代の「感性」をしっかり捉えながら、ちょうどよいバランスを常に探り続ける。永遠不変の「絶対的な正解」なんてない。だから絶えず議論し、修正し、保守点検して、また議論し、修正し、保守点検し、そしてまた。。。を繰り返す。それが新薬開発と保険財政の関係です。

さてIQVIAのオンデマンドセミナー(4月28日収録)の申し込みが始まりました。私は新型コロナなど感染症治療薬と、現在、注目されているアルツハイマー型認知症治療薬の開発について、医療保険財政との関係、課題を講演させていだきました。お時間があったら、是非、ご視聴ください。

新薬が与えるアルツハイマーの治療と医療保険制度への影響 (utobrain.co.jp)

 

【5月8日発信】日本の医薬品流通、薬価制度の“歪み”を正すラストチャンス!この機を逃せばさらに10年、苦しいごまかしを続けるしかなくなってしまいます!

みなさんお元気ですか?ゴールデンウィークも終了!23年も、もうほぼ後半戦ですね!

で秋までの政策課題で特に注目しているのは何といっても

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【5月1日発】日本イーライリリー 「新薬伸びる」も「主力品の特許切れ」カバーしきれず 22年業績

日本イーライリリーはここ数年、大型品の特許切れに伴うバイオシミラーや後発医薬品の攻勢で売上高の減少が続いています。

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【4月26日発】医薬品卸と医療機関、薬局の「価格交渉」にメスを入れなければ「持続可能な薬価制度」になるわけがない!※この記事は無料です。

みなさんお元気ですか?シトシト雨の水曜日。。。

さて、薬価制度との関連において日本の医薬品価格交渉がどれだけ歪んでいるかー。ようやく有識者のみなさまも重い腰をあげて、改善に動き出しました。

江利川毅氏(元厚労省事務次官、元内閣府事務次官)が理事長を務める医療科学研究所(1990年10月にエーザイが 創業50周年記念で設立した財団法人が前身)が25日、医薬品流通問題の報告書を公表しました。趣旨、全文は以下から読めます。

「医薬品流通問題研究プロジェクト報告書」について | 医研について | 公益財団法人 医療科学研究所 (iken.org)

それと私が21年8月に書いた問題提起の記事も以下にご紹介します。併せてお読みになると、問題の「本質」「核心」を、より深く見つめることができると思います。僭越ながら。。。

医薬品流通の深すぎる闇…卸4社の「談合」で見えてきた「歪んだ商取引」の実態(井高 恭彦) | マネー現代 | 講談社 (gendai.media)

ではでは!

 

【4月25日発】武田薬品・ウェバー社長が企業、産業エゴを超える「正論」を連発!!! 「グローバル」「テック」「バイオテクノロジー」兼備のタケダ将来像も言及

日本の製薬企業で最も売上高が大きい武田薬品ですが、株式市場の評価は安定しません。

19年のシャイアー買収で売上高3兆円規模のグローバル企業に変貌を遂げ、その後、収益を伸ばしていますが、巨額な有利子負債を抱えてリストラを断行、一方で高額な役員報酬(クリストフ・ウェバー氏=21年度18億5800万円)、高配当(1株180円)を出し続ける武田薬品ーーー。この現状を是とするか非とするか。株式市場も困惑し、なかなか評価が定まらないのです。

そうした中、武田薬品のクリストフ・ウェバー代表取締役社長が4月21日、国際医薬品開発展「CPHI ジャパン2023」で“20回特別基調講演”の演者として

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【お知らせ】会員の皆様へ

  薬新プラザの会員のみなさま!

 いつもご指導、ご支援、ご声援ありがとうございます。

 新しい会員様向け記事を明日4月25日午前中に発信いたします!

 しばらくお待ちください。

          井高 恭彦

※株式会社薬新は、ナルシスティックな「独善報道」、アクセス稼ぎの「煽り報道」、発信元の情報を右から左に大量に垂れ流す「AI報道」とは、一線を画し、事象の「本質」「核心」に迫ります。

 

 

【4月19日発】製薬企業はSDGsの“主役”でしょ?「ヒトの健康」は「地球の健康」あってこそ!AZ日本法人の記者会見で確信した!

アストラゼネカ日本法人が先週開いた記者会見は、事業の業績、研究開発とは別枠で、いわゆるサステナビリティ活動(持続可能な社会に向けた取り組み)にかなりの時間を割いていたのが印象的でした。いわゆるSDGs(持続可能な開発目標)。。。。ここ10数年で、日本でもよく聞く言葉(あくまで言葉としてのみ)となり、政府、産業界も、前向きな姿勢を見せていますが、製薬企業がどう向き合い

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【4月17日発】アストラゼネカ日本法人“11年ぶりの日本人社長” 堀井貴史氏が業績発表記者会見に登壇!「順境」の波をいかに強め、高めるか

アストラゼネカ日本法人の業績発表会が先週13日に開かれ、昨年7月に代表取締役に就任した堀井貴史氏が初めて記者会見に登壇しました。22年の業績は新薬4つ、適応拡大8つの承認を取得、売上収益は約5300億円(1ドル130円換算)、対前年度成長率17%増と極めて好調です。堀井社長は、この順境の波をさらに強め、さらに高めることが求められます。ところで堀井社長って、どんな方でしょうか?久々の日本人社長、また武田薬品出身という

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【4月11日発】ノボノルディスクの22年度は好業績!主力の糖尿病領域で経口治療薬、複数回使用できる注射薬が牽引!iPS再生品の治験も順調!23年度の注目は「肥満薬」の発売と普及拡大

 

◆キャスパー・ブッカ・マルヴィン社長

ノボ ノルディスク ファーマ日本法人の22年度業績は順調に伸びました!ここ数年、新製品ラッシュで、開発パイプラインも潤沢です。インシュリン製剤をはじめとする糖尿病領域に“集中特化”しているノボならではの創薬チャレンジが活きて、エッジが鋭くユニークな新製品も多いです。4月11日、午後に開かれた記者会見には、22年9月に就任したキャスパー・ブッカー・マイルヴァン社長が初登壇!会見終了後のぶら下がり取材では「特ダネ」も披露してくれました!

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