みなさんこんにちは!
最近、大資本が運営するチェーン店は、どこもかしこもリモートです。注文も支払いも電子端末か、アプリからというケースが多い。コンビニや、書店などはかろうじてレジ対応も残していますが、無くなるのは時間の問題でしょう。早くからリモート化に着手した鉄道の改札なんて、もうほとんど無人ですからね。
知らないヒトとヒトが直接、会話する街の風景は、このまま消滅してしまうのでしょうか?少なくとも機会は減少し、それに従い個々人のコミュニケーション能力も低下していくでしょう。メタバース(ネット上の仮想空間)もいいけど、自分の代わりを、なんでもアバター(ネット上の分身)に任せるなんて。。。私は、ゾッとしますが(笑)
当然ですが、電子的なツールを使ったやり取りは、その都度、その都度、運営主体のセンターが、情報を吸い上げ、管理している。
ヒトの世の技術革新というのは「前進」しかなく、「後戻り」はありません。
ヒトとは何かーー?ヒトの幸せとは何かーーー?DXの時代だからこそ、今一度、深く問い直す必要があるのではないでしょうか?
いまは、ただ、ただ、「運営管理者よ!賢者であってくれ!善人であってくれ!」と祈って、新たなツールの習得に勤しむしかない。そんな自分がいささか頼りなくもありますが、どんな技術革新もリスクが付きものだと。。。。悪い予感を振り払って日常を受け入れる昨今です。
さて有料会員様への今週の配信は5月31日水曜、6月2日金曜となります!どうぞよろしくお願いいたします!
みなさんお元気ですか?さて5月25 日木曜日。任期満了で製薬業界団体のトップ交代がありました。日本製薬団体連合会(日薬連)の新会長に岡田安史氏(エーザイ代表取締役COO)、日本製薬工業協会(製薬協)の新会長に上野裕明氏(田辺三菱製薬社長)が就任されました。つまらない語呂合わせですが、勝手に「岡の上(オカのウエ)ライン」と命名させていただきます(拝)。
同日、上野製薬協会長の記者会見があり、僭越ながら会場で挙手にて2つ質問させていただきました。いずれも薬価制度にまつわる質問で、ひとつ目は「新薬を高く評価してくれと主張するなら、その分の財政的な手当てもセットで示すべきではないか?」。ふたつ目は「現在、議論の俎上にある流通問題、とりわけ調整幅などについて製薬協としても何らかの意見を提示する時期ではないか?」というものです。
で今回、印象深かったのは「特許が切れたら後発品に道を譲る」というかつての主張を繰り返さなかった点です。医薬品安定供給が問題になっている現状を鑑みれば、当然のことですが、供給が間に合わなければ、特許が切れても、新薬メーカーが先発品(長期収載品)の製造販売をしっかり続けなければならないし、医療現場も
本日5月23日に開催予定であった厚労省の薬価・流通に関する有識者会議が中止になりました。厚労省が
みなさんお元気ですか?
早くも夏が来たのかなーー?そう勘違いするくらい気温が上がったり、下がったり。。。まるで楽器のチューニングをするかのように小幅に寒暖差を繰り返し繰り返して、いつの間にか「夏」が街全体を支配し、カンカンに照り返す。日本列島に夏が来る前はいつもこんなですね。
さて、いま新潮文庫の「代替医療解剖」という本を読んでいます。ここでいう「代替医療」ってのは「主流派の医師の大半が受け入れていない治療法」。ホメオパシーとか、ハーブ療法などを取り上げています。発生の背景、内容、そして科学的検証結果が記されていて、なかなか面白い。もちろん、主流派の医療に照らせば「いかがわしい」だけなのですが、こうした療法発生する背景には、決まって副作用の強い既存療法への“アンチ魂”が横たわっている。あるいは、当時、国際的に対立関係にある国や思想があって「あいつらの医療は使いたくないわ」という対抗心なども影響している。ヒトの世ならではの、ひとつの傾向なのです。
まあ、それはともかく医師、患者、家族が疾患を治したい、健康を維持したいという意欲が高まってこそ、仮説として、ある新療法が生まれる。しかし、情動的に浸りきり、拙速になり過ぎると科学的検証を端折ったり、歪めたりして、ほとんど「信仰対象」のように祭り上げられ、強烈な「いかがわしさ」を発してしまう。
本書は、複数の“代替医療”を上げ、そのひとつひとつについて、発生した時代背景、きっかけを丁寧に説明、さらに一般には理解しづらい二重盲検比較試験の結果と、その検証を、“情感”とか、“好悪”とか、ありがちなヒトの野蛮さを排して、職人技とも言うべき圧倒的な文章力(執筆者だけでなく翻訳者も)で解説してくれる!!!!おそらく科学、数学に疎い文系オタクでも、読書力さえあれば(ない場合は保証しません、笑)、ぐいぐい引き込まれます。まさに「良質の読み物」です。
新しい医療が出現するきっかけは「偶然」という場合もあって、必ずしも経験や試験の積み重ねの延長にのみあるとは言えない。とはいえ、本書を読むと、二重盲検比較試験の設計、実施、検証がいかに大事かー。そしてまた、一度、確立した療法でさえ、臨床データを積み重ねて、絶えず改善、向上を目指す姿勢がいかに大事かー。医療を“情動”“好悪”が支配すると、何が危険で問題かー。。。考えさせられます。
結局、医療の最終消費者である患者の理解、リテラシーがもっとも大事なんではないかと。。。。いまさらですが、そんなことも思いました。
写真は東京丸の内。KITTEの屋上庭園から撮影した東京駅。あんまりうまく撮れませんでした(笑)高所恐怖症に付き(笑)
みなさんお元気ですか?肌に触れる風がヒタヒタと湿り気を帯び、梅雨の気配を感じる今日この頃。。。。。いかがお過ごしですか?私は雨が嫌いじゃないです。予定が延期になったり、思うように移動できなかったり。。。。なにかと“諦念”を強いられるから、散らかった心が鎮まり、なんとなく落ち着いた気持ちになるのです。
今日、帰宅途中、近所の空き地が掘り返されていることに気づきました。すすきや、梅の木が好き勝手に、雑然と生い茂った、いまや都内では珍しいヒトの手が加えられていない「野生の土地」でした。およそ400平方メートルはありましょうか。土の下や、木々や雑草に依存して生を営んでいた生物もいただろうに。。。。きっとまたマンションでも建つのでしょう。よく考えると、この地球は人間様だけのものではないんですけどね。。。。私たちヒトってホントに自分本位なんですからね。なんだか少し空しい気がしました。
さて今週の更新は5月16日火曜日と5月19日金曜日の2回となります。よりよい情報提供に向け、日々、精進を重ねます。どうぞよろしくお願いいたします!